なぜ、最近建ったアパートはなぜ2LDKタイプの間取りが多いのか?というと、

統計データをみるとほぼ想像ができます。

例えば、令和4年10月末時点のデータをみると、

人口:164,304人

世帯数:90,074世帯

となっていて、世帯当たりの人員数は1.8人となり、1世帯あたり2人(弱)が住んでいることになります。

部屋数にすると、LDK以外に2部屋の個室があればよいことになり、これが2LDKが間取りとして選ばれる理由の大きな原因の一つです。

これは釧路でも根室でも同様です。っていうか北海道内だけでなく日本全国ではどこも同様だと思います。

なので、賃貸経営を考えたとき、間取りで4LDKなどは入居者がどのくらい見込めるかわからず、

建設する際の費用も多いのでなかなか新たに部屋を作る、という選択ができないのです。

また2LDKやワンルーム、1LDKなどはある程度の需要が見込めるし、同じ大きさの建物でも多くの住戸を確保できるので選ばれることが多いと思います。

(住戸が多い方が、建設設備は増えるので、コストの面では高くなる可能性もありますが)

大家さんだけでなく、お金を融資する金融機関(経営のリスクを小さくしたい)、また建設会社の意向(場合によって建設費を高くしたい)も併せて考えられたのが今の間取りだと思います。

建設する地域を詳細に調べれば4LDKなどの間取りでもいける場所はあると思います。

しかし、賃貸経営を数十年の長期で考えると、社会全体が「少子高齢化」の流れは変わらないと思いますので、これからもこの流れは変わらないと思います。